毎日のようにガザから撤退させられるイスラエルの入植者のニュウースが紙面に大きく掲載されています。
イスラエルとパレスチナの問題がとりあげられ、読者に広く知られることは良いことですがその扱い方に首を傾げてしまいます。
占領地につくられた入植地は国際法上まったくの違法です。
国連もイスラエルに対して撤去を求めていますがイスラエルは無視し今日まで入植地をパレスチナの地に次々と作って来ました。
そのためにパレスチナ人は畑を家屋をどれほど失ったでしょうか。
今日までパレスチナ難民はガザと西岸で140万人その他外国にもいます。完全破壊された家屋は2003年の時点で2千軒以上。
そして分離壁建設のためにパレスチナ人は土地を奪われ続け、目の前の所に行くのにも壁のため大きく迂回せざるをえず日々の生活に困難をきわめています。
ガザの入植者8千人が去ってもその何倍もの入植地が西岸に作られているのです。
ガザの入植者たちはシャロン等の後押しによりガザへ入植した人々であり、ある意味政府の政策の犠牲者と言えるでしょうが、イスラエル軍の彼らへの対応は慎重に丁重に行われているようです。
メディアは入植者たちの悲劇を大きく扱っていますが、ずうっと前からパレスチナ人は何の警告もなく住んでいる家ごと(なかに人がいようがいまいが)イスラエル軍のブルドーザーとミサイルで破壊され殺され、家を失い、苦労して作物を実らせた畑をオリーブの木をブルドーザーで押しつぶされています。しかし日常的に行われているこれ等の事が大きな写真入で報道されたことがあったでしょうか。
家を土地を奪われたパレスチナ人にはなんの代替の土地も家も補償されません。
自爆テロの報道ばかりでなくパレスチナ人が日々どのような苦難にさらされているのかを世界の人々に知らせてください。
それがパレスチナ問題の解決につながって行くでしょう。