さる11月3日、明治学院大学白金校舎においてアムネスティ明学グループ主催による「紛争、貧困、私が出会った人、そして子供たち」と題するカメラマン郡山総一郎さんの講演会がありました。
サークルとしても活動している明学グループの学園祭における催しのようです。校内は若者たちで溢れていましたがこの講演会に300名の参加者があったと聞いています。驚きました。若者たちがどういう動機で参加しているのか分かりませんが、外の華やかさとかけ離れた深刻な問題に関心をよせている若者も沢山いることに感慨を覚えました。皆、真剣に話を聞いていました。
郡山氏が撮影したスライド写真を写しながら説明と感想をのべるという形式で進みました。
1、パレスチナの子供たちのインティファーダ
- インティファーダは毎週金曜日1時からと決まっている。
イスラエル軍が待機しているほうに向かって石を投げるのですが結構距離があるのでなかなかあたらない。イスラエル軍はある程度やらせておいてから催涙弾を発射する(日本で使用される物より強力で皮膚が痛くなり、次に呼吸困難になる)
2番目にゴム弾を使用(殺傷能力あり)、3番目に実弾の使用。
現在は分離壁が出来ているのでこのインティファーダのやりかたも変わっていると思われる。
親達は子供のこの行為を誇りに思っている。
石での抵抗に対するイスラエル軍の圧倒的な武力行使に郡山氏は憤慨。
彼は日本でインティファーダの映像をみて衝撃を受け、その5日後にはイスラエルにいた。
イスラエル人の生活水準とパレスチナ人の生活水準のもすごい差にも驚かされる。
2、イラク
- 部屋で肩を寄せ合ってすわる3人の少年
米軍は家々を家宅捜査するのはたいてい夜中の2時ごろに行う。
鍵のかかっているドアを蹴破るか鍵穴に銃弾を発射する。
彼らの両親はドアを開けようとしてドアの前に立っていて発射された銃弾にあたり死んだ。一瞬の間に孤児になってしまった彼ら。
米軍のピンポイント攻撃
攻撃拠点だけの被害ではすみません。周囲が巻き添えになるのは不可避です。
とっばちりを受けて目を失った少年。
テレビに映し出されるピンポイント攻撃の光線の下にどれだけの人が死に、負傷しているかを想像してください。
その他アフガニスタン難民の生活、すさまじ児童労働,2歳ぐらいの幼児も絨毯織りを手伝う。子供の手で作ったものは高値で売れる。
タイのHIV感染の子供たちの現状。タイ国軍兵士の買春行為がHIVを爆発的に増やした。
フイリッピンのホームレスの子供たちにも関心を寄せている。
郡山氏は講演後の質問で
- 解放直後の日本社会からのパッシングに納得いかず、たたかれるなら撤低的にたたかれてやろうとの思いから積極的に自分達の拘束されたことについて講演を各地で行ったが、今は意識的にそれを避けて本日のような問題について話をするようにしているそうです。拘束時に犯人たちが真っ先に言ったことは「なぜ、日本は自衛隊をイラクに派遣するんだ」ということだったそうです。
そして郡山さんはとても強い口調で「武器を持ち、迷彩服を着た人道支援は絶対にありえない」と。
今、自分は何をしたら良いのか、何ができるのかを自分に問いつずけ結局自分の見た世界の現実を皆に伝えることしかない思っていると話されました。
各地でおきている問題の原因はすべて戦争(紛争)、貧困であると言い切っておられたのが印象的でした。
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