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2004.5 槐 一男
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和歌山県太地(たいじ)は古くから捕鯨で知られています。井原西鶴は「日本永代蔵」でそれを紹介し、「・・・・油を搾りて千樽の限りもなく、その身、その皮、ひれまで捨つる所なく、長者になるは是なり」と書きました。鯨を余すことなく利用したからこそ長者になったというのです。太地は豊かな港町でした。
太地の丘に、くじら供養碑があります。食物連鎖の頂点に立つ人間が、他の命を授かって命を支えていることへの畏敬の念から建てられました。今そういう心情は失われたようです。鳥インフルエンザ事件などで、そう思いました。
新聞投稿の川柳です。太陽も土もない飼育「工場」では病気になるのが当たり前でしょう。そして感染した「製品」は処分します。鶏が生きたまま袋に詰められ、土の中に埋められる映像を見て胸が痛みます。
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