本気で環境を保全するために
1999.3 藤沢市環境審議会委員 廣崎芳次

  1. 緑の保全と苦情処理について(別記)


  2. 自然環境調査のコンサルタント指名について
    調査能力に欠けたコンサルタントに指名している。
     
    例:植生対象地点は315点のみ あとは文献よりの転載
       同定学力信頼性に欠ける。

       (カンガレイ・ハコネシダ・アレチノチャヒキなど多数について間違っている。)
    ◎コンサルタント指名制度を再検討した方がいいのではないか?
      
    市内には大学もあり、優秀な人材がいる。そういう人の活用を考えられるように
       市の制度を改めるための知恵をこの審議会で前向きに考えよう。


  3. 放置自転車禁止条例について
     
    大気汚染防止のためには、自転車の利用促進を図るべきと思うが、実際には「放置するな」の声が大きく、自転車利用を言うときには引地川緑道などのサイクリングロードの話になってしまう。
     もっと生活の中で自転車を利用しやすい町にしなかったら利用が増えるはずがない。藤沢駅で言えば、東急ハンズなどのように、駅より500m離れたところに無料駐輪場などを積極的に設けるように市の条例を「止めるな」から「止めて良い」に変えるべきである。
    ◎放置自転車禁止条例を再検討してはいかがか。

川奈森久の森の樹木調査
結果と意見
 先日、川名2丁目の東の、自然に満ちた森久の森の樹木調査を8年ぶりに実施しました。結果は下記の通りです。森北部の一部に限定して集約してみました。一部の集約ですが、この結果に見られる傾向は、この森全体に共通しております。8年前の調査結果と比較すると、それがよくわかります。

 昨年も自然環境懇話会などでタイワンリスによる被害は軽微であると報告しましたが、全くその通りでした。現在この森では、病虫害や風水害もほとんど目につきません。もっぱら人災です。
 当初の周囲の道路工事やその付帯工事と、昨年の周辺の住民・商店の要請などによる伐採が二大原因と言えます。


 それらは、ある程度は実際必要かもしれません。しかし、必要以上に伐採されていることが現地を見るとよくわかります。これは明らかに人災としか言えません。率先して市内の緑を守る立場にあるみどり課が、率先してみどりを荒らしているように見受けられます。

 私たち住民の空気を浄化したり、気温を調整し、気温上昇を抑制してくれるこの森の樹木に対し、ひどい扱いだと思います。自然に対してこんな姿勢をとられるみどり課、同じ部内の環境政策課が期待する藤沢自然環境調査は、果たしてどういうものなのでしょうか。市内の自然地域の開発のための大義名分や口実のためのものでなく、自然を保持するためのものであることを期待してやみません。

 このためには、市の担当の人たちがいくら頑張っても自然を保持できにくい現在の市の条例を変えるべきで、そのための具体的な検討を、すぐにこの審議会でこそやるべきです。

 グラフに示すとおり、川名森久の森の北端部分で、8年前に記録した63本のうち、35本(55.6%)が伐採され、現在25本(39.7%)がそれを免れて空気の浄化などに頑張っております。市の財産になってもこのありさまです。市内の自然を残すためには、一部有志のトラストの現状から、市民各自が何万何十万の環境税を拠出するくらいの荒療治が必要だと思います。資産家が三代で余剰資産全部を納める現在、資産の乏しい私たちも、それぞれ相応の努力をして、次世代により多くの自然環境を残さねばと考えております。

川名森久の森の樹木調査

1999.2.2 藤沢市植物誌調査会 根本 平
(グラフ化:エコネット編集部 杉山)


(病虫害・鳥獣害・風水害で枯れたり倒れたりしたものはなかった)



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