徹底したディスクロージャーとアカウンタビリティの発揮を!
2000.4 ふじさわ・ごみの会 櫟原 直樹

 3/25の新聞報道以来、周知の荏原製作所によるダイオキシン垂れ流し問題は、私たち市民にとってきわめて危機感を持って臨まざるを得ない状況を来している。自社工場内の焼却炉でごみを燃やし、そこで発生するダイオキシンを含んだ排煙洗浄水を未処理のまま引地川に7年間に渡って放流し続けていたという事実は、世界的規模で有数の焼却炉メーカーとしての信頼性を完全に失わせるだけでなく同社は、周知のごとくISO14001認証取得企業すなわち環境企業としての看板を掲げていたが故に今回の件は、ISOの認証そのものの信頼性を疑わせる問題を生じたと考える。

 て、私たち「ふじさわ・ごみの会」は、今回の事件発生後、直ちに市民に向けてこの件についての正確な情報を伝えられる機会を設定すべく市民主催の緊急説明会を企画し、荏原、県、市に対して出席を求め、また広く一般市民に参加を呼びかけ4/1に開催した。会場に入りきれない200人近くの方々が詰めかけ、荏原と行政のそれぞれに対して、参加者からよりいっそうのディスクロージャー(情報公開)とアカウンタビリティ(説明責任)を求める大きな機会とすることができたと考える。すでに排出されたダイオキシンの送料の把握と、それが自然界及び私たちの生活にもたらす影響をいかにすみやかに明らかにするか、二度と同じことを切り返さないための決定的対応策などが求められた。

 は、徹底したディスクロージャーとアカウンタビリティの発揮を企業、行政に実現させるためには、市民の民度も問われていると思う。いたずらに騒ぎをあおり立てたり、怒鳴りつけて非難、批判するだけでは、問題の本質を何も解決することはできない。独自の調査で、発生源の荏原の門前まで追い詰めることができた藤沢市環境保全かの努力をきちんと評価するなど、市民生活に身近な地方自治体である市・県を、市民がバックアップしつつ市民ニーズを実現するために法制度の不備を明らかにし改善していくなど、今後、長期に渡って市民一人一人の冷静で主体的な行動が必要だと考える。


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