今、大気汚染は大変深刻な状態です。全国の市民団体が毎年6月・12月に実施しているNO2測定の結果が、それを示しています。
「藤沢の空気を考える会」では6団体が集まり、藤沢から捕集管、試薬、分析器具等を借り、200人以上が参加して、約350ヶ所で測定を行っています。
昨年12月の結果は、大庭トンネルや市内各地の交差点、バス停付近など道路沿いでは、例年通り汚染度の高い値が出ました。
また、田畑・緑地の多い北部や南部の住宅地でも汚染の進んでいる様子がうかがえます。
この結果をもって4月15日、藤沢市環境保全課と話し合い、次の要望を出してきました。
- 小・中学校で喘息患者が増えていることをみても、国の環境基準値は妥当とは言えないのではないか。
- 市測定局の場所や空気採集口の位置が不適当ではないか。
- 住民の測定で高濃度の所を市で測定してほしい。
- 汚染が深刻な上に「横浜湘南道路」の建設がされようとしている明治、辻堂地区に、自動車排出ガス測定局を設置してほしい。
- 駐車場に緑地確保の義務づけをしてほしい
- 浮遊粒子(SPM)の測定も市民ができるよう援助をしてほしい。
4月20日には「第6回空気の汚れを考える湘南・三浦半島・西湘地域集会」が小田原で開かれ、藤沢から5人参加しました。
横須賀・逗子・藤沢・茅ヶ崎・平塚の各地と旭丘高校環境公害研究会の取り組みの報告があり、藤田敏夫氏(NO2・酸性雨・SPM全国測定実行委員会代表)が「東京・青空裁判から大気環境を考える」と題して、記念講演がありました。
講演では、「この裁判は未認定患者救済を求め。ディーゼル自動車メーカーの責任を問うもの」であること、東京の大気汚染のひどさ、住民のNO2測定の意義、対策提言(低公害車の導入義務づけ、排出ガス量総量規制、道路建設ではなく、車を減らす政策への転換等)が話され、問題のありかや運動の方向をつかむことができました。
そして、この裁判の原告の方の訴えには、その苦しみに涙を誘われ、運動をもっと広め、すすめのなければならないと思ったことでした。