「なくせ!ダイオキシン、
汚染監視運動」
神奈川県内報告会予定
(2001年)
環境総合研究所
●経緯
 この1年3万人に及ぶ住民、消費者の参加で行ってきました松葉を「環境指標」とした地域のダイオキシン類の測定分析,監視活動の「神奈川県地域」報告会の日程を連絡します。2月、3月は東京都,千葉県,北海道地域で報告会を開催してきました。神奈川県ではこのところダイオキシン問題,有害化学物質に関連した事件出来事が多く、県民市民の関心が盛り上がっており、どこもたくさんの住民、消費者,NGO,行政担当者が参加されています。 

●地域報告会
 地域報告会はいずれも調査参加者を中心とした調査結果の報告と質疑応答が中心となりますが、調査参加者以外にも開かれています。各報告会には自治体の担当者も参加しています。神奈川県内の地域報告会はやっと半分が終了しましたが、いずれも課題をかかえる地域であり、活発な質疑がくりひろげられています。

●神奈川県内の大学での特別講義
 5月8日の慶応大学湘南藤沢キャンパス(環境情報学部)での特別講義の聴講もOKとなるよう交渉中です。昨年もOKでしたのでたぶんOKです。教室等詳細は別途連絡します。大学側の担当は環境情報学部の清水浩教授です。
 5月19日に東京工業大学大学院総合理工学研究科で諫早湾干拓事業の環境事後評価と住民参加のダイオキシン調査について特別講義することになりました。
大学側の担当は原科幸彦教授です。

●全国報告会
 5月20日の全国報告会は、松葉調査参加者以外の一般参加者も参加が可能です。詳細は別途連絡しますので、ご参加ください。詳細は別途連絡します。前回のプログラムのなかで中下弁護士を中上弁護士と書きました。中下さんが正解です。訂正いたします。(主催,生活クラブ生協連合会,グリーンコープ連合会、環境総合研究所)
 5月27日の関内ホールでの全国処分場ネットワーク総会では特別講演を行います。詳細を主催者からいただきましたので、本号に掲載します。

●厚木基地調査
 環境総合研究所では,神奈川県厚木米海軍基地及びその周辺において松葉サン
プリングを昨年12月9日に行いダイオキシン類、コプラナーPCBの測定分析を行ってきました。これは米政府調査,日米共同モニタリング調査における大気中のダイオキシン類の測定値と基地内外の詳細松葉濃度調査から、大気中のダイオキシン類と松葉中のダイオキシン類濃度との相関関係を明らかにするためのものです。すでに松葉の測定分析は完了し,現在,米海軍(米国政府)及び海上自衛隊などに基地内の詳細気象データの情報提供を依頼しているところです。

 ****** お知らせ ******

 5月6日,朝日新聞社より発売予定のサイアス(旧科学朝日)6月号にて

 大気中ダイオキシン、松葉による計測の可能性
           厚木米海軍基地汚染で立証
           住民参加で政策提言も
           青山 貞一 環境総合研究所長

 として、松葉調査の趣旨,目的,方法、結果速報,厚木基地における自主調査の詳細がカラー5頁で掲載されます。

●松葉と大気濃度との回帰係数調査
 松葉中のダイオキシン類濃度から大気中の長期平均(年平均)のダイオキシン類濃度を推定するための両者の濃度解析のうち、統計解析調査がおわりました。
 松葉調査と大気中の濃度調査は,前者が原則として地域平均,,長期平均を測定しており、一方後者は地点での1日平均値測定をベースとしているなど測定分析の方法が異なる課題があり,単純に統計解析するわけにはゆきません。
 また従来の国,自治体の大気中ダイオキシン類の測定分析ではサンプリングスパイクが使われていません。また低濃度地域での測定分析値では,実測値が定量下限値以下都なる場合のいわゆるND処理が厚生省方式(切り捨て,ND=0)となっている問題などもあります。

 一方、厚木基地の大気中ダイオキシン類の測定分析では、年間120日近くの日数をサンプリングスパイクを用いて本格測定していることもあり、両者を同じ土俵で評価することは難しいことになります。

 上記を考慮しつつ松葉調査の対象地域で行政が行ってきたデータと松葉の値を統計解析したところ、松葉濃度(pg-TEQ/g)大気濃度(pg-TEQ/m3)との対比は、おおよそ10:1となりました。但し,松葉が1pg以下の低濃度領域では、ひが大きく、また10pg以上の高濃度域では比が小さくなります。
 現状では低濃度領域のデータ数が少ないこともありますので、九州地域のデータ(松葉,大気)で補足する予定です。

日程は、イベントページ



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