平成12年10月31日

市民対策会議からの質問要望事項に対する回答

(株)荏原製作所

 1.未解決な事後処理要望事項

〈1)底質の回収に関する費用負担の確約と行政への荏原製作所からの申し出

応分の費用負担をするという姿勢は以前から変わっていません。

(2)漁業者、サーフショップ等関係者への損害補償

各団体とは個別に折衝をしており、早期に解決するべく努力しています。

(3)工場内従業員及び希望する市内、市外の人の健康調査とダイオキシン検査

従業員に対してこれまでも健康調査は行ってきました。更にダイオキシン検査についても検討中です。
市内で対象の方は藤沢市で行う健康診断やダイオキシン検査を利用して頂き、対象外の方と市外の方については健康相談からになりますが、前向きに検討していきます。

 2.事故炉解体及びガス化溶融炉再開問題について(9月27日申入書)

(1)事故炉解体の安全な方法の説明

9月に出された労働省の指針を踏まえて、社内で更に十分な安全対策を加えた解体方法を検討中です。

(2)事故炉解体従業員のダイオキシン血中濃度測定、公表

血中濃度の測定に関してはプライバシーの保護や結果についての評価方法など様々な問題があり、当社としては今後出てくる作業も含め、従業員・作業者の健康管理を検討中です。

(3)事故炉及びガス化溶融炉のダイオキシン発生試験データの公表

流動床焼却炉では1993年からプラスチック類、RDF、有機性汚泥などの試験焼却を行ってきていますが、排ガス中のダイオキシン類濃度は5〜28ng-TEQ/m3Nでした。
排出基準は80ng-TEQ/m
3N(平成14年11月30日まで)であり、基準を十分下回っています。
ガス化溶融炉の排ガス中のダイオキシン類濃度は0.038〜0.045ng-TEQ/m
3Nであり、プラスチック類と一般ゴミでの濃度は変わりません。また、排水については専用の水処理設備で処理後(1.7pg-TEQ/L)に終末排水処理場に送水されています。
 データの公表については今後検討していきます。

(4)事故後の構内の雨水と排水のダイオキシン濃度公表。また汚水だけでなく雨水に対する集水池設置と対策

様々な対策を行った後、継続的に監視を行っており、雨水・汚水共に排出基準を下回っていますが、これにとどまらず、今後更に改善すべき項目について検討中です。
また、情報公開についても、その方法について検討中です。
なお、雨水全体の対象面積は約30万m3であり、全ての雨水を処理することは非常に難しいと考えています。

(5)事故炉の解体とガス化溶融炉の運転再開について

事故炉の解体工事は労働省の解体マニュアルが出された後行なう予定です。
行政殿の許可を受け、また周辺住民の方々のご理解を得て実施します。
ガス化溶融炉は従来の焼却炉に比べてダイオキシン類の発生が非常に少ない炉であり、過去に於いても排出・排水基準を十分下回って運転していました。現在、改善計画及び新規の研究開発テーマも持っていますが、運転再開時期は未定です。

 3.その他

(1〉PCB分解棟稼動状沈とダイオキシン調査結果公表

事業所内に保管しているコンデンサ等のPCBの処理をしており、本年1月より稼動しており、年内には完了する予定です。
PCB分解処理施設からの排水はごく微量であり、全て産業廃棄物処理をします。排ガスの測定値は検出限界以下(<0.02pg-TEQ/m
3N)です。

(2)住民説明会計画

流動床式焼却炉の解体工事の住民説明会開催日は現在未定です。.解体工事前には周辺住民の方々にご説明、ご理解を得て実施します。

(3)流動床炉、ガス化溶融炉など見学

工場見学会を平日と休日に各1回/月行っています。