「学校に自由の風を」ネットワークに 参加しませんか


◆きっかけ◆
 2004年の1月、杉並区のご近所仲間がお茶を飲んでいるとき、卒業式の話題になりました。

「都立高校ばかりか、公立小・中学校の卒業式・入学式まで、変えるんだって?」
「不登校だった息子が、卒業式の日、自分の絵があると言って、行ったのよ。それなのに、今年からは、絵を舞台に飾っちゃいけないなんて。」
「納得できないね」

10.23東京都教育委員会通達とは

 その前年の2003年10月23日、東京都教育委員会は、各都立学校校長あてに、入学式・卒業式は、細かい「実施指針」にもとづいて実施するように、という「通達」を出しました。

 
日の丸を、舞台壇上正面に、都旗とともに掲げること
    (子どもたちの絵や作品で、舞台を飾ることはできない、ということです)
 
君が代を、日の丸に向かって、起立して斉唱すること
    (そうしなければいけないと強制できるような行為だと思いますか?)
 
証書授与は、舞台上で行うこと。
 児童生徒は、正面を向かって着席すること

 
   (みんながコの字に向かいあうフロア形式は、行えないということです。
     車椅子の子どもも、舞台に上がれ、ということです。)


通達の最後には、「教職員が本通達に基づく校長の職務命令に従わない場合は、服務上の責任を問われることを、教職員に周知すること」とありました。
 子どもたちをみんなで祝う式が、校長の職務命令のもとに進められるとは…
 「服務上の責任」というかたちで、先生を強制するとは…
  そこには、自ら考え決定する人間の姿が、見えません。

 数人の仲間たちの話は、この通達のもと行われるようになる卒業式のことを、言っていたわけです。


◆署名活動へ◆

「やっぱり黙っていたくないね。東京都教育委員会に要請してみよう。」
「賛同する人の署名も添えたら。」

 と、話が進み、
 「卒業式・入学式に関する都教委通達の再検討を求める要請書」
をつくり、メールやFAXでの賛同者集めが始まりました。

 賛同者の輪は瞬く間に広がっていき、3月16日時点で署名数5774筆、賛同する保護者のいる学校78校となりました。

 2004年2月25日 東京都議会へ陳情書を提出
      3月17日 都議会文教委員会で陳情を審議 否決される


◆ここで立ち止まれない◆
 都議会文教委員会の後、一応締め切ったあとも、賛同署名は広がり、最終的には9000筆を越える署名となりました。

 3月30日には、通達(校長の職務命令)に従わなかったとして、嘱託教員の不採用をはじめ、教員の減給・戒告など176人の処分が出され、私たちの要請・陳情をあざわらうかのようでした。

 しかも、今度は生徒たちが「君が代」を歌わなければ、これも教員の「指導上の責任」と、教員を処分しようとしています。
 生徒が、自ら考え合おうと話し合いを持っただけでも、教員が「厳重注意」されるのです。
こんな形で子どもの心が縛られていいのでしょうか?

 卒業式・入学式は来年も再来年も続きます。
 署名活動をとおして、東京都教育委員会の暴走は、卒業式・入学式にとどまらないことも、よくわかりました。
 この間につながった、多くの人の思いを、ここでばらばらにするわけにはいきません。

 私たちは急遽、4月29日に、集会を開きました。
 この時の集会が、「学校に自由の風を!」だったのです。
 当日は、300人の会場に520人の参加者があふれ、高校生・在日の学生・教員・保護者・ジャーナリストなどが、それぞれの思いをリレートークで語りつなぎ、弁護士・学者が全体状況を語りました。


◆これから◆
その後も、「学校に自由の風を!」の思いでつながった人の輪は、広がり続け、ネット上でつながりつつ、集会や交流会を開催する、というかたちで今日に至っています。
 6月12日の集会には、1300人がつどい、
 7月17日には、交流会をおこないます。
  
 なにかおかしい、とひとりで考えている方
 もっと情報が知りたいと思っている方
 学校に自由の風がそよぐことを願っている方
 どうぞ、このゆるやかなむすびつきに、ご参加ください。

2004.7.16 自由の風ネットワーク


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