◆2005年3月、都立T高校卒業式の速報です。
1.卒業生の言葉
卒業証書授与はクラス代表各1名が壇上で受け取るのですが、ちょとしたパフォーマンスやアピールをする子もいます。最も拍手喝采を浴びたのは、卒業式委員長も兼ねる生徒の次の言葉でした。
「東京都教育委員会の皆さんにひとつお願いがあります。
これ以上、もう先生達をいじめないで欲しい。それだけです。」
式場に響き渡る堂々たる宣言に、在校生、保護者も含めて会場を揺るがす拍手でした。つまらない祝辞には拍手もしない在校生の力強い反応が嬉しい。
しかし受験生でもある彼のこの数ヶ月の苦労は並大抵ではなかったと聞いています。校長との折衝に憔悴して帰ったり、日の丸問題を正面から取り上げないのかと袂を別つ学友がいたりで苦しみの日々であったとのことです。その思いが凝縮された数十秒の鋭い演説でした。
また卒業生の言葉4名のうち1名も思想強制を批判したものでした。「僕は天皇を人格者として尊敬しているので、君が代も歌いました。しかしこの強制はおかしい。後輩の皆さんも、社会に目を向け考え続けられる人に成長してください。」
2.着席
君が代斉唱時に着席予定の父母は目立つように通路側に座ったのですが、 やはり座ると視野が効かない。生徒の方で座る子はパラパラ だったとのことでした。以前はもっと多かったのに。
3.保護者へのグリーンカード配布
保護者の祝いと願いをこめたグリーンカード配布の場所について、卒業式前日に校長に交渉しましたが、拒否されました。警察にすでに警備を依頼していると保護者を威圧する姿勢には教育者としての誇りは見られません。
当日、保護者は「ほごしゃ」という大きな腕章をつけてグリーンカード配りをしました。腕章を付けた方が受け取る側が安心するようです。
弾圧させないために、弁護士、ビデオも用意されましたが、敷地内から写真を撮ろうとした新聞記者に学校側が注意を言っただけで特に干渉は無かったようです。