石原慎太郎というバイオレンス
--その政治・文学・教育 --

    石原慎太郎というバイオレンス

    共著:武藤 功・牧 梶郎・山根 献
    \2,800+税
    357ページ
    発行:同時代社

内 容 構 成

第1部 政治と思想:反憲法ナショナリスト

1 石原の政治
 欲望の政治
 都知事
2 ナショナリズム
 ナショナルなものへの出発
 反憲法の政治学
 「NO」の論理
 今後の行方
3 石原の思想
 戦争観
 国家観
 言葉

第2部 文学:強者へのこだわり

 はじめに
  1. 行為への渇仰--『太陽の季節』と『処刑の部屋』
  2. <純粋行為>という暴力---『完全な遊戯』から『閉ざされた部屋』へ
  3. 愛の不能---『行為と死』と『星と舵』
  4. 嫌悪の人間学---『嫌悪の狙撃者』と『化石の森』
  5. 神秘主義と暴力のエスカレート---『饗宴』と『聖餐』
  6. 強者へのこだわり---まとめ

第3部 教育:母性なき教育

  1. 1 「援助交際」も憲法のせいという教育論
    2 すべてに共通する想像力の欠如
    3 国防戦士産出型教育への始動
  2. 1 アイデンティティをどこに求めるか
    2 母性なき教育
    3 いま学校でなにが起こっているか
    4 未来につながる「新しい子供」たち

あとがき

石原慎太郎年譜


帯より

石原慎太郎を徹底的に解析する
北朝鮮の拉致・核疑惑、アメリカのイラク攻撃、デフレ不況・・・先の見えない閉塞感に支配される現在、変革・改革あるいは正義の名の下で強腕をふるう強いリーダーの象徴のようにいわれる石原慎太郎都知事。しかし石原慎太郎とはそれほど期待に値する人物なのか? その強さ・力といわれるものの本質は何か?
石原慎太郎を政治・文学・教育面から全面的かつ冷静に分析批判!!