“侵犯事件”も期待する?
とにかく危機意識の麻痺は救いようがないところまで来ています。私は、国家意識を描いた日本人の平和に対する夢想を醒ますためには、もうどこかの国からの直接侵犯でも起きなければ、というくらい思いつめていますが。
北朝鮮よ、どうか日本にノドン・ミサイルを一発射ち込んではくれないか
、などと、ふとね。
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『幼稚な国の幼稚な選挙』
(エッセイ)より
今でもそう思ってる?
(1996年 文芸春秋社:刊 『亡国の徒に問う』所収
初出:『諸君!』1996年12月号)