参考
 1999年春の都知事選直前の発言

◎ 月刊誌『Themis(テーミス)』のインタビュー記事「石原慎太郎(作家)インタビュー「アメリカに『憲法破棄』を宣言せよ!」からの引用

無責任な役人は、殺せばいい

梶山が官房長官のときも、橋本が総理大臣のときも、これだけ不良債権があると知らなかったことが問題だ。そういう情報を正確に総理や官房長官に伝えない役人というのは、殺せばいい。民間の誰かが天罰でね。
昔の本当の日本の右翼がいたときだったら私欲に走った住友銀行の磯田(一郎)なんて殺されてるよ。厚生省の岡光(序治)にしても、要するに年寄りを食い物にして老人ホームで金稼いでるんだから、あんな次官なんてとっくに殺されているよ。高橋是清だって団琢磨だって、井上準之助だって悪いことしたんじゃない。国のためにやった政策が何かの形で偏ったから、その歪みで割り食った人たちが怒った。右翼が断罪したわけでしょ。ところが、磯田だって岡光だってみんな私利私欲のためだ。しかも事務次官がやった犯罪が、ただ裁判で済んじゃう。誰も責任を取らない役人がのさばっていることは、いわば無政府状態だろう。



北朝鮮が日本に
ミサイルを撃ち込んでくれたらいい

――日本は朝鮮半島有事にどう対処するかが問われています。
石原 本当をいうと、北朝鮮が日本にミサイルを撃ち込んでくれたらいいと思っている。アメリカがいかに役に立たないか、日本が金科玉条にしている安保がいかに幻想かということがわかると思う。日本はまず防衛ということの自立性を取り戻すべきだ。そのためにアメリカがやりかけたSDI構想を日本自身がやったらいい。
アメリカは北朝鮮の状況を全部知っていますよ。どの程度のものか、何をやっているか。小出しにしながら、世界を、日本を揺さぶっている。だから、本当に北朝鮮が日本にミサイルを撃ち込んでくれたらいい。そりゃあ、原爆なんか積めるほどのものはないんだから。そうすれば、日本人はアメリカが何だったのかということがわかって、防衛を通じて自立心が出てくる。だからもうアメリカに対する信仰を捨てるべきだ。




経済発展のために再軍備したらいい

――アメリカとの関係でいうと、防衛問題が今後の焦点になってくる。
石原 日本で内需喚起して国内経済を発展させるために再軍備したらいいんですよ。安保条約を破棄して、完全に自分で自分を守る国家にしたらいい。いまさら資源を求めて東南アジアへ進出していく必要はない。金を出せば送ってくれるんだから。そのうえで、日本がいざというときには、その確率は非常に少ないけど、万々万が一のときは「とにかく守るゾ」、「報復もそのときにはするゾ」という国家の体制を作ったらいいじゃないの。そりゃあ、日本が完全自立ということになったら、アメリカも中国も好まないだろうが。
それで武器を作って外国にも売ったらいいんだよ。武器を売るということは最大の安全保障なんですよ。優秀な武器を日本は作って、それで弾丸も部品も場合によったら売りませんよと、相手を脅かしゃあ、一番いい安全保障だ。