憲法を破棄して、
天皇を元首にする新憲法をつくり
日本を世界一の防衛国家に


【小林よしのりとの対談】
石原 日本はいつも他人頼みなんだ。でも、アメリカは自分で切り拓こうとする。そこが根本的に違うんだね。日本だってこれだけの国力があればやればいいんですよ。憲法でがんじがらめになってないで、憲法なんて破棄したらいい。あれはもう、絶対に変えられないような手続きになってるんだから、全部基本的に考え直すということで「破棄しましょう」という動議を出したらいい。それが、国会の51%の賛成と49%の反対なら通るんですよ。/新しい憲法をつくったら自衛権だってきちんと定義できる。ぼくなんかが思うのは、日本は世界一の防衛国家になったらいい、と。そして世界一優秀な戦闘機をつくってどんどん外国に売ったらいいんだ。
(1999年8月25日/9月8日号『SAPIO』、小林よしのりとの対談)


【『週刊ポスト』のインタビューに答えて】

――憲法はどうあるべきか。
石原 中曽根(康弘・元首相)さんのいうように、まず民族性、日本の伝統をすべて踏まえた、日本人の感性に訴えた格調ある日本語で作ってもらいたい。
ただし、9条というのは話にならない。国家が主権を持って国民の生命と財産を守るというのは国政の大眼目でしょう。それをしなくていい、アメリカがやってやるから余計なことは考えなくていいと牙を抜かれたのが9条だよ。

(2000年1月14・21日号『週刊ポスト』、[爆弾発言]米国に都合のいい憲法では国民の生命と財産は守れない 石原慎太郎「現憲法は“改正”ではなく“破棄”せよ」)


【月刊『正論』の編集長・大島信三のインタビューに答えて】

石原 天皇ははっきり元首にしたらいいんですよ。
(2000年3月号『正論』、「永田町紳士淑女を人物鑑定すれば」)