戦争に反対する3つの理由

アメリカの“報復”戦争に反対する3つの理由
日本の参戦に反対する3つの理由
その他、戦争に反対する気持ちを
あなたも3つの言葉にしていただけませんか?

  1. アメリカの大統領が言う理由で戦争していいのなら、日本も攻撃されても文句が言えなくなる
     ペルーの、元大統領フジモリ氏は、今、日本にいます。彼は、大統領であったときの軍などの虐殺事件での責任を問われてペルーで訴追されています。
     アメリカの論理なら、「かくまった」日本は、ペルーに攻撃されてもいいのですか?
     第二次世界大戦中、新潟の長岡市は大きな軍事施設もないのに空襲を受けました。その理由は、山本五十六氏が長岡市の出身だったからだそうです。ベトナム戦争のとき、“ベトコン”と呼ばれる解放戦線兵士が隠れているかもしれないという理由で、アメリカは空から枯れ葉剤をまいて、森を全滅させました。ベトナムでは、いまだに胎児性の障碍を持つ人が生まれたりしています。
  2. 犠牲になるのは、いつも力のない人から
     たとえあの事件の犯人がアメリカ大統領の
    主張する人だったとして(まだ、確定していないのです)、彼を確保するまでに何人の無実の人が犠牲になるのでしょうか。
     地位のない人、お金のない人、力のない人、そういう人から殺されていく攻撃に正義はありません。テロが武力で止まるのなら、もう20年も前にやなくなっていたはずです。むしろ、追いつめることはテロを誘発する結果になります。
  3. 解決はその国の人の力で
     アフガニスタンは、何十年もよその国に踏みにじられてきました。いろいろな理由で力のある国がこの国の覇権を争ったり、そのために武器や武力を提供したりしてきました。それは、必ずしもこの国の人々が望んだものではなかったはずです。しかも、そのために事態はどんどん悪くなっているのではないでしょうか。
     時間はかかっても、他の国はその国の人々が自力で行く末を決めるのを見守る、そのためにだけ力を差し出すべきではないでしょうか。

 2001年9月11日の、アメリカで起きた無差別襲撃自爆事件、それを発端に起こってしまった、アメリカなどの大規模なアフガニスタン攻撃と、追随する日本の参戦。
 これに反対する人はたくさんあるのに、その気持ちがもう一つ強く伝わらないもどかしさを感じています。
 ひょっとして、その声は、「痛い注射だからいやだ」という言い方にしか聞こえていないのではないでしょうか。
 それでは、「痛いのをがまんすればよくなるんだから」というふうに、つまり、「今の事態を乗り越えればアフガニスタンの人にも本当の平和がくるんだ、これはそのための戦争なんだから、もう少しの辛抱だ」と思われてしまうのではないでしょうか。
 本当にそうでしょうか?
 いいえ、そうではないのです。この注射は、薬ではないのです。痛いだけでなくて、
体に悪い注射なのです。
 この戦争は、決して平和を運んでこない、日本の参戦も、アフガニスタンの人々に役立たないのです。それをもっとはっきり伝えたい。
 今、私の考える理由を3つ書いてみました。みなさんのご意見をいただきながらもっと伝わる言葉を考えていきたいと思います。

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