11/5の自由の風は、保護者の朗読劇、加藤弁護士(日の丸君が代訴訟弁護団事務局長)、パネルディスカッション、崔善愛さんの講演という構成でした。
改めて、思いは学びに、学びは力になると感じました。11/5は「東京都教育の日」とかで、全都の小中学校はお弁当もちで授業ということで、参加者が少ないだろうと覚悟しましたが、220名の参加者と集会内容が元気を与えてくれました。
戸山高校の保護者の朗読劇もすてきでした。参加型集会のイメージも広がりました。次は私が・・という感じで広がっていきたい、地道に一緒にと、呼びかけ、呼びかけられをしていきたいと思いました。学生が少ないと言う意見もありました。大学で学生に声をかけてくれたり、卒業生に声をかけてくれたりした先生がいてくれたかと思いますが、そんな協力を含め、今後の課題です。
憲法集会の会場が上智大学の大学祭の通り道で、自由の風のチラシを配っていると、チラシの受け取りはいまいちでしたが、勢いでとる人、興味深げに見ている人もいました。妙に明るい大学風景と、憲法集会、教育裁判との落差は感じたけれど、新鮮でした。
☆11/5集会に参加して下さった方の感想です。許可を得て送信します。☆
「今日の集会、最初はあまり人があつまっていなくて、ちょっと心配しましたが、少し時間が経つ内に、会場がほぼ埋まりました。
最後の在日のピアニストの方の静かな語り口にとても胸を打たれました。
日本の裁判所は天皇制を裁くことができるのか」・・・。深くて重い問で話を締めくくられました。
この国で最も根源的で、それ故にタブー視されてきたこの問題について考えることなしに、この国の民主主義や平和を語ることはできない、と思いました。」
私は、崔さんが、「金大中大統領訪問を機に1999年の国会で指紋押捺が廃止された。しかし、その国会で『国旗・国歌法案』が通過し、歴史は一歩前進して二歩後退した。私はまた、君が代を歌わないために処罰されるのかと思った。」、「今年、町田で声量調査に直面した」と話されたことが、とても印象深かったです。旧弊にしがみつくこの国の支配者=「歌わせたい男達」がこの国の歴史の逆回転を図り、のっぴきならないところまで来ている、そうさせてはいけないと感じました。
また、崔さんは「授業の中でディスカッションをして欲しい、人前で話すことで、自分自身が自分に気づく、そこから始めないと何も意見を言わない子どもがどんどん増える。まず、思想信条を育てねば、その自由を守ろうと¥も思わない」といわれました。とても大事なことだと思いました。
重い、しかし広がりがあるお話しに目が開かれました。
参加してくださった元都立高校の校長を務められた方が、先日、わざわざ電話を下さいました。今の都教委、いまの高校の様子を憂いながら、「話される方、パネルディスカッションの方、会をすすめる方、みなさんがとてもよい顔をしておられる、その事に感心しました。」と話して下さいました。
嬉しい言葉でした。歴史の進歩の流れにあらがわず、共生と連帯の方向へ歩いている私達、あらためて自信を持って歩きたいと励まされました。
参加して下さった皆様、ご協力くださった皆様、ありがとうございました。