子どもを見ていて、日の丸を向かないと処分!?

皆様へ
 運動会で日の丸掲揚に際し、教師が、国旗を向かず、子どもの方を向いていたとして、東大和市教育委員会、東大和第4小学校長が処分をしました。
 学校に自由の風を!ネットワークは、東大和市教委、および東大和第4小学校校長にあて、以下の「抗議と処分の撤回を求める文書」を送りました。
お忙しいと思いますが、以下への抗議を引き続き、よろしくお願い致します。

学校に自由の風を!ネットワーク

抗議先:
東大和市立第四小学校 小宮山郁子 校長
電話:042-562-1982 FAX:042-590-7021
メール :hyama4s@m-net.ne.jp
住所:〒207-0003東京都東大和市狭山5丁目1038番地

東大和市教育委員会 山川登志行 教育長
電話:042-563-2111(代表)→内線1532 学校教育部 指導室
FAX 042-563-5933(学校教育部)


2005年12月12日

東大和教育委員会
教育長 山川登志行様
東大和第4小学校長小宮山郁子様

教師のまなざしをしばる蛮行を抗議し、
処分の撤回を求めます。

学校に自由の風を!ネットワーク
 

 私たち「学校に自由の風を!」ネットワークは、学校に押し寄せている「強制」の波に抵抗しようとする市民の集まりです。それぞれの立場の仲間が、現在の学校教育に吹き荒れる抑圧の風を憂え、未来を危惧する一点でゆるやかにつながり、文字どおり学校に自由の風を呼び起こすために、しなやかで広やかなネットワークづくりをめざしています。
 貴委員会が、東大和市立第4小学校の教員に対し、「運動会の国旗掲揚・降納の際、国旗に注目という職務命令に従わなかったとの理由で、口頭注意の処置に及んだ」との知らせに、私たちは言葉を失いました。
 私たちも記憶がありますが、小学校時代の運動会は実に楽しい行事の一つでした。日頃の練習の成果を披露する緊張感で紅潮した子どもたちの顔、見つめる先生、そのまなざしに守られて子ども達は育ってきたと思います。
 教師のまなざしの先に子どもたちがいるのは、きわめて自然で、正しい教育活動です。 今回の処分はその「まなざし」を断罪したことに他なりません。悪名高い10.23通達以降の東京の教育委員会の蛮行は、「心」だけでなく「まなざし」までも縛る段階に達したのかと、心が凍る思いがします。
 保護者として、都民として、もう、黙っているわけにはいきません。私たちは学校に自由の風を吹かせることでつながっているのですから。教育とは希望を語ることだと信じてやまない私たちは、貴委員会および、貴下の今回の注意処分に対し心から抗議し、速やかに処分を撤回されるよう強く要望します。
 暴走する石原教育行政と伴走してもその先に未来はありません。それは歴史の判断を待つまでもないでしょう。いかなる理由があったとしても、人間の心や、まなざしを縛ることはできないのです。それは、ファシズムに足を踏み入れることだからです。
 独立した自治体の教育委員会として、子ども達に責任を負う教育公務員として、校長として、英知を発揮され、速やかに処分を撤回して下さい。


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