国会に送りました

今こそ、教育基本法の実行を!
−改正案の廃案を求めます。

学校に自由の風を!ネットワーク

 東京都教育委員会の暴走はとどまるところをしりません。悪名高い10.23通達は学習指導要領をも大きく踏み越え、「君が代」斉唱を強制し、多くの教職員の方々を処分したばかりでなく、200年4月には「職員会議で教員の挙手、採決の禁止」通達まで出すなど、都立学校の目標であった自主、自立、自由を抹殺し、学校を自分の頭で考えない指示待ち人間をつくる場所へと変えようとしています。

 “教員はスピーカーであればよい、発信機能は都教委にある”というような上意下達のやり方、息苦しさから、病気になったり、職場を去る教師が増え、意見を言えない押しつけ教育に子ども・保護者は苦しんでいます。

 東京都教育委員会の暴走は、教育の目的を「子どものため」から、「お国ー権力をもつ人ーに都合のよい人材をつくる」教育へすり替えるものです。右旋回する時代の先端を切り、教育基本法改悪の先取りをする東京都教育委員会に対し私たちは一貫して声を上げ、10.23通達の撤回を求めてきました。
 教育基本法は、「お国のため」「忠君愛国」が強制された戦前の国家主義的教育を反省し、教育の目的を「人格の完成、平和的な国家および社会の形成者」と定めた教育の根本法です。戦争の反省から生まれた教育基本法を変えたい人は、「戦争放棄」を定めた憲法9条を変えたい人と重なっています。「戦争が出来る国」の人材づくりとしての教育基本法改悪を許すわけにはいきません。

 学校は、あくまでも子ども達が人生を自分で選び取るために力をつける場所です。お国のための訓練と洗脳の場所では絶対にありません。

 私たちは東京都教育委員会の暴走を止める行動を続けるとともに、教育基本法改悪に断固反対します。今国会に提出された改正案を廃案に追い込むため、一人でも多くのかたの支援をいただきたく存じます。

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