◆10/20 記者会見報告
すごい台風でしたね。台風当日、9名の保護者・都民で記者会見をしました。
1:00に監査請求を出し、3:00〜記者会見。
監査請求について、抗議声明と質問状のこと、10.23一斉行動のことを訴えました。毎日、東京、朝日、読売、サンデー毎日、TBS、赤旗などがきてくれました。記者は多くはなかったですが、今朝新聞を見ると、毎日、東京、朝日、赤旗の各紙が監査請求について取り上げてくれていました。
10/23行動にふれた記事がないのは残念でしたが、声をあげ続けていることが伝わったことはうれしいことです。
監査請求はあと一週間、追加ができるとのことですのでご協力お願いします。昨日と教委に提出した声明・質問状を貼り付けます。みなさま、おつかれさまでした。
あとは23日が天気になることを祈ることですね。
風邪をひかないよう!忙しいけど、どうぞよろしく。
東京都教育委員会教育長 横山洋吉殿
私たちは、この春、子どもたちが都立学校を卒業した保護者、及び現在、都立学校に子どもが在籍する保護者、及び市民のネットワークです。
今年の1月以来、東京都教育委員会に卒・入学式に関する10.23通達の強制はしないで欲しいと要請、質問状を出すとともに、3月、9月の都議会に、それぞれ5700筆と20771筆の署名を添え求めてきました。
しかし、貴会に私たちの声は届かず、300人に及ぶ教職員の大量「処分」、さらに生徒の起立状況をもって教職員を「厳重注意」、さらに9月、校長に対し、「生徒に対して『国旗・国歌』の取り扱いを指導する」よう要請、その結果、周年行事で校長が「都教委の指示通りに『国旗・国歌』を扱うよう指導せよ」という職務命令を発令、その上、卒業式で私たち保護者の起立状況まで調査していたことが明らかになる・・・など、「児童生徒の内心にまで立ち至って強制しようとする趣旨のものでなく」(1999年の7月の国会の首相答弁)にもかかわらず、東京都教育委員会による「国旗・国歌」に関する強制はとどまるところを知らない状況です。「学習指導要領通り」と言いつつ、九九や当用漢字の習得に処分は問題にならないのにこのことだけ突出した処分が加えられています。
私たちは、自由な心と豊かな学識をもつ教職員が学校に必要だとして、教職員の処分に反対してきましたが、いよいよ、子ども、保護者にまで強制がおよんでいます。とりわけ、年度途中の周年行事は、推薦入試などの進路決定の前であり、子ども・保護者にとっては「踏み絵」に等しい心理的圧力となっています。
東京都教育委員会は、教育目標として、「自ら学び考え行動する、個性と想像力豊かな人間の育成」、基本方針として、1「人権尊重の精神と社会貢献の精神の育成」、2「豊かな個性と想像力の伸張」と掲げています。それにもかかわらず、このような施策をすることは、今まで自主自立を掲げ、つくりあげ、積み上げてきた都立学校の成果を台無しにするものだと考えます。
「日の丸・君が代」が強制され、戦い、敗れ、東京が焼け野原になってから60年を迎えます。都教委の「日の丸・君が代」強制に、強く抗議するとともに、東京都教育委員会が一連の「卒業式・入学式等での強制」をただちに撤回し、健全な子どもたちの成長を保障する本来の教育委員会の姿に戻って下さることを強く求め、以下のことを質問致します。
- 10.23通達による一連の施策は上記、東京都教育委員会が掲げる目標・基本方針と大きく異なります。合致するというなら、その理由を詳しく教えて下さい。
- 「学習指導要領」の中で、「国旗・国歌」を突出して強制する理由をお聞かせ下さい。
- 1999年の「国旗国歌法」の制定の時に、小渕首相も野中官房長官も「強制するものではない」と言明しています。それにそむくと思いますが、詳しくお答え下さい。
- 様々な考え、背景を持つ生徒たちが学ぶ東京都立学校での強制は、上記のように子どもたち・保護者にストレスを与えています。その点をどのようにお考えですか。
- 都民・保護者として貴会との話し合いを望みます。ご都合の良い日をお知らせ下さい。
※お忙しいことと思いますが、2週間ほどをめどにお答え下さいますようにお願い致します。