「本日、卒業式目前の判決として注目された嘱託不採用撤回裁判の判決がありました。卒・入学式での不起立を理由に退職後の嘱託不採用となった原告13名(都立高校、05年第1次提訴5名・06年第2次提訴8名)が、東京都を被告にして、国家賠償を請求した裁判です。
東京地裁民事19部(中西裁判長)は、原告の請求を認め、計2700万円余りの賠償金の支払いを命じました。
判決では、10・23通達に基づく職務命令が憲法19条・旧教育基本法10条に反するとは言えないとしたものの、再雇用(嘱託)不合格が、「本件職務命令違反を過大視し、客観的合理性や社会的相当性を著しく欠くもので、その裁量を逸脱、濫用したものである。よって、本件不合格は、都教委による不法行為であると認められるから、原告の損害を賠償すべきである。」とし、損害賠償を命じたものです。
一言で言えば、嘱託採用拒否は「都の裁量権の逸脱・濫用」「違法行為」であり、原告勝訴ということです。
この判決は現場教職員を励ましています。
以下、NPJ(News for the People in Japan)のホームページで入手できます。
↓
http://www.news-pj.net/
- 判決要旨(PDFファイル)
http://www.news-pj.net/pdf/2008/hanketsu-20080207_1.pdf
- 判決全文(PDFファイル)
http://www.news-pj.net/pdf/2008/seimei-20080207.pdf
- 原告団・弁護団声明(PDFファイル)
http://www.news-pj.net/pdf/2008/seimei-20080207.pdf
■明日(8日)、「判決守れ」の都教委要請行動に来て下さい。
早速、原告団を先頭に都教委に「判決守れ!」の要請行動を行います。
◆◇不採用裁判都教委要請に来て下さい◇◆
2月8日(金)14時30分 都庁第1庁舎1Fロビー集合
15時 都庁第1庁舎25F104号室
(報道関係者の取材もお願いします。)
■卒業式直前・四者総決起集会を成功させよう!
(スローガン)
卒・入学式の闘い 9.21東京地裁判決を武器に「内心の自由」を守り抜こう!
不起立・不伴奏を孤立させるな!職場ぐるみで闘おう!
2月16日(土)13時開場 13時30分開会
文京区民センター3A会議室
(都営地下鉄春日)
参加対象 教職員(報道関係者の取材はお断りします。)
主催:予防訴訟をすすめる会
被処分者の会
被解雇者の会・不採用撤回を求める会
内容 第1部 嘱託不採用裁判判決解説(弁護団)
第2部 基調報告、職場交流
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090−5327−8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
被処分者の会HP↓(随時更新。アクセスして下さい。)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/index.html.
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