ブックレット読みました。「自由の風」に対して逆風が吹いている現状です。
本当に今が正念場ですね。当事者の方々に敬意を表することしかできない自分をなさけなく思っています。
今の強制問題、わたしは大きなドラマの一場面だと考えています。プロローグは家永教科書裁判でした。それに対して、自民党の偏向教育キャンペーンがありました。そこで82年に起きたのが最初の事件、歴史教科書問題です。この時は一歩引き下がった敵でしたが、反撃にでます。日の丸、君が代の法制化であり、「つくる会」の教科書です。そして今、学校現場で国旗国歌が強制されようとしています。
敵のめざすフィナーレは教育基本法および憲法の改正でしょう。それにしても敵の攻め手は急所をついてきます。敵にとって最も恐れるのは、「おかしいことに気づき、それをおかしいと言える」国民が育つことでしょう。ですから標的は学校です。それに学校の先生は安定志向の人が多い。文句を言うと不利益になるという現実に弱い。そこをついてきます。(それにしても教育基本法第10条は憲法第9条なみに骨抜きにされています。)
「学校に自由の風を」、このキャッチフレーズとてもいいですね。本当に自由の風の大旋風を巻き起こして欲しい。参考になるのは、アメリカ公民権運動ではないでしょうか。キング牧師のようなスター、バスボイコットの時のような市民の団結、そしてなによりマスコミに大きく取り上げられることが必要です。
ひとつ大事なことがあります。歌です。自由の風の集会でもいろんな歌が歌われているようですが、公民権運動のとき歌は武器といっても過言ではなかったそうです。
We Shall Overcomeは有名ですが、そのほかたくさんのいい歌があります。
学校に自由の風を、にふさわしい歌をつくってはどうでしょう。私なら例えば笠木透さんの歌で「わたしのこどもたちへ」。大切な自然を未来へ残せるだろうかと歌うもので、自然のところを少し代えるとそのまま歌えそうです。
トム・パクストンの歌で“Whose Garden Was This?”もいかが。
沈黙の春の寓話をそのまま歌にした内容です。
同じくトム・パクストンの歌で「学校で何を習ったの」があります。これは高石友也さんが日本語で歌っています。いま東京の学校で起こっていることをそのまま歌詞にできそうです。
ほかにもいろいろあるでしょう。