毎日寒い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。いつもお世話になっています。
いつの間にか娘が入学してもう3年がたち、残すところあとわずかになりました。
去年から卒業式についてお手紙を差し上げていますが、とうとう自分の娘の卒業になってしまいました。卒業には心からみんなで祝える気持ちのいい卒業式になってほしいと思っています。
昨年から言い続けているように卒業式には参加者全員に「日の丸、君が代」を強制することがないようにしてほしいと願っています。天皇も発言しているとおり「国旗、国家」は強制するものではないと思います。個人の心情や内心の自由を保障すべきです。生徒の斉唱の声の音量にまで口を出してくる都教育委員会の姿勢こそ問われるべきです。
そこで質問があります。
- 私の子供は「国歌」を歌いたくないと思っていても、自分が起立して歌わないと担任の先生が処分されるのではないかと心配しております。自分の意思と違う態度をとらなければならないとしたら大変苦痛だと思います。先生方のお話や学校としてのお考えをしっかり伺った上で、なお子供たちが自分の信条に基づいて起立・斉唱しなかったときに、それが理由で担任の先生が処分されるというようなことがあるのでしょうか?
- 学校が子供たちに「国旗・国歌」の意義について指導する際に、「国旗・国歌」に対するそれぞれの子供たちの思想・信条が尊重されるものであることもあわせて伝えることを、校長として先生方に伝えていますか?
- 保護者である私は子供の卒業式に参列して共に卒業を祝いたいと思うのですが、卒業式に参加するに当たって「君が代斉唱」の時自分の考えに従って起立・斉唱するかどうかを決められるように「参加者の方は君が代を歌うか歌わないかは信条の自由を保障するので自分で決めていただいてよいです」という旨のアナウンスをしていただきたいのですがいかがでしょうか?そのアナウンスがないと参列することに大変苦痛を感じざるを得ません。校長としてこうしたアナウンスをすることは考えているのでしょうか?
卒業式に保護者として参加したいと思っているのですが、参加できる環境を作っていただきたいと思っています。保護者や生徒は顧客だという考えの山上先生ですのでぜひ一保護者の要求にも丁寧に答えていただき気持ちよく卒業を祝えるようにしてほしいと思います。
私は一年かけて山上先生に保護者、生徒の立場からつばさ総合高校がどんな子でも気持ちよく暮らしていける学校になってほしいと言ってきたつもりです。在日の人も多くいろいろな立場の家庭があるのです。その人たちの気持ちをもっと繊細に感じ取ってください。学校という場はそのような人権を守っていかなければならない場だと思います。
教職員の処分が出ないような気持ちのいい卒業式を迎えられるように願っています。
昨年のように都教委の命令にだけ従わず、校長自身のお考えでつばさらしい卒業式にしていただきたいと願っています。
この質問に対する回答を2週間ぐらいの間にいただきたいと思います。4ヶ月先では困りますので。よろしくお願いいたします。