歴史認識編



石原氏「日本人が南京で大虐殺を行ったといわれるが、事実ではない。中国人が作り上げたお話であり、うそだ」
(1990年 米誌プレイボーイ10月号のインタビューに答えて)B

(コメント)後で、これに関して問われた時、石原氏は、一人も殺されてないなんて言ってないと釈明(だったらはじめからそう言えば?)していました。そして、殺された中国の人の数が少ないという数の議論を始めます。これは、つい最近もしています。大虐殺という言葉における数とはなんでしょうか?。いずれにせよ、このような、感情的な摩擦を招くような微妙な話題を、配慮なく、無神経に語ってもらうのでは困ります。発言→釈明の多い人です。


石原氏「(南京大虐殺は、)東京裁判でアメリカ人が捏造したもの」と述べる。
(2000年 4月10日 独誌シュピーゲル)


従軍慰安婦のことを教科書に記載することに関して。
石原氏「彼女たちが今は功なり名遂げミリオネア(金持ち:millionaire)になっていたらそんなことは恥ずかしくて言い出せるわけがない。依然として貧乏しているから、これで少しでも金が入ればいいという思惑で、今度は肉体ではなしに自分の名誉を代償にして稼ごうとしているだけです。そういう人間の卑しい本性に引きずられて教科書に載せる必要が一体どこにあるのか。」
(『「父」なくして国立たず』P.130 より)

(コメント)この人に、被害を受けた人達の証言を聞こうとする姿勢は、全く無いといえます。こういう事を平気で言える人間こそ、卑しい本性を持つ者であり、心の革命だとか、道徳の必要性だとか、他人の子も叱れる社会だとかが作れるはずがありません。

石原氏「歴史教育では、やっぱり近代史から教えていかなきゃダメだよね。でも、近代の歴史原理は帝国主義しかなかったんだ。欧州の列強に植民地にされる か植民地を持つかというね。それで日本もやったわけだけど、おかげで世界各地で民族意識が目覚めて戦後かつての植民地は独立したわけでしょう。」
(1999年8月25日/9月8日号『SAPIO』、小林よしのりとの対談)A

(コメント)日本の植民地政策のおかげで、世界各地で民族意識が目覚めたの????



石原氏「韓国の朴正煕大統領がこんな話をしてくれました。(中略)日本がその統治下で義務教育制を敷いたことで、朴少年も学校に通うことができた。(略)日本は朴少年のような存在にそうした機会を与えた。 「日本人は名前を変えろとか生意気なこともやったけれど、私はおおむね彼らは公平にやった」と朴大統領は述懐していたわけです。」
詳細は、井上版、こちら福田和也との対談へ。
(2000年1月4日付『産経』、福田和也との「新春正論対談」)A

(コメント)朴氏一人の証言が全ての日本の統治下の韓国の様子を語るわけではありません。