在日外国人、
在日韓国朝鮮の人達
への態度編

1973年(昭和48年) 学芸書林:刊 石原慎太郎著 短編集『機密報告』の中の機密報告において、三国人、北鮮などの言葉が使われた石原氏の小説が出版。三国人が、韓国系の名前の登場人物と関連して書かれている。
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1982年 総選挙の時、東京2区で同じ自民党候補として対立する故・新井将敬氏のポスターに、石原氏の第一秘書が「’66年北朝鮮より帰化」というシール3000枚を張って回り、現行犯逮捕された。B

(コメント)新井氏は、東大卒の在日からの帰化だったことをいやがらせしたものだった。



このあたりから、災害がおきる→→→不法入国の外国人が暴動といった内容を言いはじめる。

2000年 2月の定例議会で、「三国人」という言葉を使って発言する。後で、残された議事録を、「外国人」に訂正するよう”知事の名”で、でている。
後の4月12日の都庁での釈明会見で、これを記者に尋ねられ、
石原氏「はあ、それは僕はよく覚えてませんね。」と。



石原氏「日本に来る欧米人は清潔と安全に感心するけれど、このところ不法入国の外国人が増えて安全が脅かされています。東京で起こる犯罪の質も形も以前と 大きく変わってきています。 中曽根(康弘)さんのサジェッション(示唆)で、ことし九月三日に地震対策 総合大演習を実施します。小渕(恵三)総理も賛成してくれ、自衛隊の三軍を動員して行います。 そのとき僕がいったのは、関東大震災の際、朝鮮の人たちがデマゴーグで殺されたりして気の毒だったけれど、今度逆のことが起こる恐れがあると。 ロサンゼルスであったように、不法入国の外国人による大略奪が新宿とか池袋で起きるかもしれない。それに対処するデモンストレーションとして戦車とか装 甲車で街を封鎖する訓練もしてほしいといったんです。」
(2000年3月号『正論』、「永田町紳士淑女を人物鑑定すれば」)A



「地震時の暴動、日本でも」と英紙に発言
【ロンドン13日=沢村亙】石原慎太郎 東京都知事が十二日、英紙ガーデイアンとのインタビューで「ロサンゼルス地震では 黒人やヒスパニックが強盗したでしょう。このようなことは日本でも必ず起きる」と発言したことがわかった。実際には 一九九四年のロス地震で深刻な略奪や暴動は起きていない。 ロス地震でカリフォルニア州は、九二年の人種暴動の再発を 防ぐため、約千五百人の州兵を動員し、市内に夜間外出禁止令を出した。米国では、マイノリティーをとりまく深刻な差別や貧困が 人種暴動の背景にあり、不法移民問題とは切り離してとらえるのが常識的な理解だ。石原氏の発言は「問題なのは不法滞在の外国人」 とした記者会見での説明とも食い違っている。 さらに、在日外国人から人種差別との批判が出ていることについて、 「彼らは差別でインフェリオリティ コンプレックス(劣等感)を持っているので反発している」と発言。「私に人種差別(の意図)はない」と述べた。 インタビューをした同紙のジョナサン ワッツ記者が「もし、英国で政治家がこんな発言をしたら大騒ぎになるが」と話したところ、石原氏は 「そう? どうして?」とけげんな表情だったという。 インタビューの一部は十三日付のガーデイアンで報じられた。ワッツ 記者は「石原氏自身には差別という意識がないようだ。人種問題について、日本人の認識の浅さを示していると思った」と話している。
(2000年 4月14日(金)朝日新聞 第2社会)



1992年4月29日のロサンゼルス「暴動」

     3人の白人警官が一人の黒人を暴行し、証拠のビデオテープまであったにもかかわらず、公正な裁判が行われなかったことに対して一部の黒人等などが、商店を荒らし、暴動をおこしたものです。不法入国の外国人、地震、ではない、むしろ人種暴動

1994年のロサンゼルス「地震」

    上記、地震の後、 深刻な略奪や暴動は起きてない。

(コメント)
ガーディアン紙、朝日紙を混乱させた、石原氏の「ロサンゼルスでは、地震の後、略奪がおきたように、、、、」というのは、彼の上の二つの混同によるものだった。(本人も、三国人会見で、それを認めた。)ちなみに、阪神淡路大震災の後では、不法外国人、外国人による暴動はなかった。



4月9日 陸自記念行事での演説。
石原氏不法入国した多くの三国人、外国人が非常に凶悪な犯罪を繰り返している。もはや東京の犯罪の形は過去と違ってきた。こういう状況で、すごく大きな災害が起きた時には大きな大きな騒じょう事件すらですね想定される、そういう現状であります。(中略)国家の軍隊、国家にとっての軍隊の意義というものを、価値というものを皆さんは何としても中核の第1師団として、国民に都民にしっかりと示して頂きたい、、(略)」

(コメント)
もし、あなたがアメリカに行って、そこの知事が、軍隊の前で「不法入国したジャップ(Jap)が、、 騒擾事件すら、、」と演説したらどうでしょう?日本軍によるパールハーバーの攻撃を受けて、アメリカ人が、差別的意味を込めて日本人、日系アメリカ人をジャップと呼んだのです。石原氏の、一連の言い回しは、戦後の一時期、「三国人」が朝鮮人・中国人に対して差別的に用いられた事実を無視するものです。言葉の揚げ足とりでなく、彼の今までの言動から、人間性、人権感覚を読み取りましょう。