1/10 日比谷集会の様子
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保護者が生けてくれたお花です



開会直前 出番待ち

*** こうやって大河ができた ***
「学校に自由の風を!」1.10集会

1.10実行委員会:文責 K.鈴木

  1. 市民組織の大それた計画
     1月10日成人の日、日比谷公会堂に1900名の市民が集い、「変えよう、強制の教育を」との思いを強くした。昨年1月に、最初数名の主婦が「このまま、黙っていてよいのか」と活動を始めてから1年後の快挙である。これだけの市民を集めた立役者は、誰あろう石原慎太郎東京都知事である。
     2004年の卒業式で、日の丸・君が代の強制に従わなかった教員250名が処分され、さらに生徒が着席したら担任を罰すると脅しが掛けられるにおよんで、多くの市民が不安と危機感を高めた。呼びかけがあれば何かしたいと思っていた人たちに対して、「日比谷公会堂を一杯にして抗議するぞ」という旗は鮮明であった。人が集まる保証は何も無かったけれど、構えが大きかったからこそ、新聞社も事前報道してくれた。呼びかけに対して、賛同団体として何と130もの中小組織(失礼ながらそんな団体があることすらほとんど知らなかった)や学習サークルが名を連ねてくれた。束になった案内チラシを引き受けたり、ホームページで集会の宣伝をリンクしてくれた団体、個人は数え切れない。それだけ危機感が広がっていた。

  2. 飽きさせないプログラム
     深刻なテーマなのに、バラエティに富み、とても面白かったという感想がたくさん寄せられた。最も会場を沸かせたのは、「新しい歴史教科書」を使っての授業の寸劇であった。後で自分の地方でも再演したいから、台本・ビデオを送ってくれとの申し込みが数件あった程だ。議会答弁等を再現した、教職員自らによる群読も説得力があった。トランペット演奏も会場に響いた。李政美(イ・ジョンミ)さんの歌も心に沁みた。
     高橋哲哉さん、青木悦さんの講演も参加者に確信を与えてくれた。生徒・保護者・教師の現場からの発言、弁護士からの裁判闘争の説明など、豊富な内容は参加者に活力を与えた。

  3. 市民組織そのものが民主主義の学校
     これをやり切った実行委員会がとても面白い。教員組合などが主催したわけではない。何らかの繋がりがあって自発的に集まった市民一人一人が、必死になって知恵と力を出して準備した。赤ん坊連れも含めて20人前後で夜の実行委員会が開かれる。誰が代表なのか中心なのかも分からない組織なのに、真剣な意見が交わされ、合意が作られていく。睡眠不足はキツイが、皆でつくる民主主義ってこんなに面白いものかと思う。上意下達で校長、教員を縛り上げる都教委の非民主性と全く対照的である。
     もう一つ思うことは、実行委員会に集まった市民は、やはり一朝一夕に生まれた根無し草ではないということである。それぞれが様々な分野で自発的な運動を経験してきた人達である。
     逆にいえば、そういう無数の小グループの横断組織が石原都政の暴挙によって生まれたとも云える。これをどう恒常的組織として発展させていくかが今後の課題であろう。

『季刊ピープルズ・プラン』29号   
(2月15日発行)「交流欄」に掲載】

会場
満員の会場
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青木悦さん
「これ以上子どもたちを追い込まないで」

青木悦さん
「これ以上子どもたちを追い込まないで」

朗読劇

トランペット(山本ヤマさん)

歌 李政美(イ・チョンミさん)

寸劇:危ない学校 「扶桑社版・新しい教科書」を使ったらどうなる?!

高橋哲哉さん
「今こそ教育に自由を!」

高橋哲哉さん
「今こそ教育に自由を!」

アピール
加藤文也弁護士

発言者の皆さん

会場ロビーにて
会場
舞台より客席を見る
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